建築士を探す方法は、住宅系の雑誌やウェブ、SNSなどがあります。インターネットを利用する場合、建築士紹介サイトや建築士検索サイトは、建築家の情報を効率よく収集できる便利なツールですが、注意すべきポイントもあります。

情報紹介料の発生や運営会社の信頼性などが挙げられます。このコンテンツでは、複数の建築家検索サイトを比較し、各サイトの特徴を紹介します。さらに、ニーズに合ったおすすめの建築士検索サイトもご紹介いたします。

おすすめの建築士検索サイトを紹介

ここではおすすめの建築士紹介サイトを紹介していきます。

東京建築士事務所協会

東京建築士事務所協会は、安心・快適に住める家づくりや自然と調和した街づくりを目指す法人です。この協会には全国約15,000事務所の建築士事務所が加入しており、東日本大震災などの緊急時には行政機関と協力しています。

緊急時には建物の危険度チェックや耐震診断などの支援も行い、地域ごとに建築相談など幅広い活動を展開しています。このような協会が存在することは、建築に関わる方々や一般市民にとって心強い支援となります。

安心して住める家を築くためには、専門家である建築士のアドバイスや設計が不可欠です。建築士事務所協会の加盟事務所は、高い技術力と専門知識を持ったプロフェッショナルが多数在籍しており、安全かつ快適な住環境を提供するためのサポートを行っています。

houzz

houzz最大の利点は、多くのおしゃれな施工実例の写真が掲載されていることです。現在、驚くべきことに、写真の数は1500万枚近くに達しています。実際の施工例を数多く見ると、自分の好みに一致するものとそうでないものがわかってくるかもしれません。

お気に入りの写真を保存すれば、いつでも振り返ることができるため、気になる写真は積極的に保存していきましょう。デザインの参考になるだけでなく、依頼先に自分の好みを説明する資料としても最適ですね。

カテゴリーやスタイル、予算によって検索結果を絞り込むこともできます。さらに、ハウズではウェブマガジンを発行し、様々なジャンルのコラム記事が豊富に揃っています。家づくりに役立つ具体的なテクニックだけでなく、世界のトレンド情報や季節の記事なども充実しています。

「リノベーション・リフォーム」「ライフスタイル・暮らし」など、各カテゴリーごとにこれまでの特集記事が際限なく読めるため、飽きることはありません。家づくりに関心がある方なら、読むだけで楽しくなるはずです。

the house

「ザ・ハウス」は、厳選された50人の建築家から、利用者に最適な建築家をご紹介するウェブサイトとなっております。建築家の登録数は50人に限られ、毎年の審査では経歴、実績、作風が基準とされ、面談が行われております。

利用者の評価も勘案され、毎年の審査に合格しなければ登録が更新されない仕組みとなっているのです。2020年10月時点では、谷尻誠氏、吉田愛氏、西田司氏など、著名な建築家が登録されております。

建築家それぞれのページには、事例写真に加え、考え方なども掲載されております。特に注目すべきは、「この価格で建築」ページに掲載された事例で、利用者や建築家へのインタビュー内容に加えて、住宅の価格や坪単価などの詳細情報が記載されています。

また、建築家を探す際には、「建築家ナビ」や渋谷区の店舗での「建築家ご紹介サービス」などが利用できるでしょう。希望や条件を入力すると、登録建築家の作品と照合して上位10名の候補を提示します。

これらのサービスは利用者に無料で提供されます。実際に契約が成立した場合、建築家は設計料の12%を手数料として負担し、ザ・ハウスが運営されています。

e建築士net

建築家netは、自分たちが理想とする家を実現するために、建築家、ハウスメーカー、工務店の選択肢があることを提供しています。多くの人が建築家は高価で敷居が高いという誤ったイメージを持っていますが、建築家netはそうした誤解を払拭し、お客様と腕の良い建築家をマッチングさせ、理想の暮らしを実現するお手伝いをしています。

また、建築家の家は素敵ですが、一般的な建築設計事務所は施工後のアフターサービスや保証を提供していないことがあります。そのため、建築家netでは株式会社LibWorkが施工からアフターサービスまで責任を持つ体制を整え、安心して素敵なマイホームを実現できる環境を提供しています。

PlaNavi

プラナビは、素敵な住まいを作るヒントをたくさん集めた情報サイトです。まだ見ぬマイホームをなんとなく夢みる人も、これから実際に家を建てる人も、自分自身の“好き”を見つけることが実現への第一歩になります。

プロの建築士を探したい、素敵な住まいになるアイデアを知りたいと思う方々にとって、プラナビは心強い味方となるでしょう。プロの住宅レシピや素敵な住まいに使われている製品を知りたい方には、評価の高い製品カタログも参考になります。

また、素敵な住まいに暮らす人の話を聞きたい方には、ストーリーのある住まいがどのように生まれ、育まれているのかを知ることができます。プラナビは、住まいづくりに携わる全ての人々にとって、価値ある情報源として、新たな発見やインスピレーションを提供してくれます。

建築家O-uccino(オウチーノ)

建築家O-uccinoは、独自の基準に基づいて、厳選された優れた建築家、設計事務所、リフォーム会社、施工会社を無償でご紹介するウェブサイトです。現在の登録建築家の数については開示されていません。

この建築家O-uccinoの特長は、建築家を探す際の多彩な条件です。2世帯住宅やペット共生住宅など、建築家の得意な分野や価格帯、性別、色合いなどに対応しつつ、理想の建築家を見つけることができる点も特筆すべきです。

得意な項目などは、すべて選択可能ですが、必ずしも希望に合う建築家に巡り合えるとは限りません。しかし、女性建築家や子育て経験のある建築家などの検索もでき、自らにマッチした建築家を見つける早道となります。

建築家の個別ページには、ホームページのリンクなどの他に、設計料の基準や最低金額も明示されています。住宅事例ごとの詳細ページには、依頼者の要望に加え、総工費や工期なども確認可能であり、他の建築家紹介サイトにはない情報が数多く掲載されています。

事例ページを閲覧した利用者は、居住空間を評価することができ、その評価やランキングを確認することも特長となっております。住宅づくりに関するノウハウ記事が豊富に掲載されており、さまざまなテーマの特集記事を閲覧できます。

利用は無料ですが、建築家側で発生する手数料等については情報が非公開となっています。

SUMIKA

SuMiKa(スミカ)は、住宅建設を考えている人と建築家を結ぶオンラインマッチングサイトです。新築から小さなプロジェクトに至るまで、建築家や工務店などの専門家を公募するシステムが特徴です。2020年10月時点で登録された建築家は1,775人です。

実例ページでは、写真だけでなく、家族構成や価格帯などを確認できます。また、SuMiKaのプロジェクトとして成約した依頼内容や予算などを見ることができ、住宅建設時の要望も把握できます。

建築家ごとのページには、基本情報や過去の実績に加え、SuMiKaのプロジェクトでの成約数が掲載されています。さらに、好みの住宅をいくつか選んでカスタマイズできる「スマートメイド」も人気があります。外観やレイアウト、インテリアなどの要素を自由に調整できます。

auiewo

auiewoは、「建築家」と「家を建てたい方」をつなぐサービスであり、それぞれのライフスタイルに最適な住まいを提供することを目指しています。無料で利用できるという点においても驚かれるかと存じます。

auiewoは、家を建てたい方々が持つ理想のライフスタイルに合致する住宅を提供するために、誰もが気軽に建築家に相談したり、作品集を閲覧したりできるWEBサイトとして、2014年1月5日に開設しました。

その名の通り、家を建てたい方々には理想のライフスタイルに適した住まいを提供し、建築家の皆様にはそのお手伝いをしていただくために立ち上げられたサイトです。auiewoでは、これまで以上に気軽に建築家の作品を閲覧でき、建築家に家づくりの相談をしやすい環境を提供することを目指して運営しています。

200名以上の建築家が登録されており、取引に関しては無料コンペ機能を活用したマッチングが115件行われております。他にも、リフォームや建築、住宅ローンの斡旋件数は約1500件を超え、成約に至っているケースもあります。

STUDIO UNBUILT

STUDIO UNBUILTは個人の建築系ワーカーとあなたを繋ぐサイトです。このサイトでは、建築家や建築士、CGデザイナー、CADオペレーター、インテリアデザイナーなど、様々な専門家が集まっています。

依頼を出すのは無料で、必要な時だけ依頼することができます。人手不足を解消し、自社にないスキルを補完することができるのが魅力です。また、最短数時間でスピードマッチングが行われるので、迅速に作業を進めることができます。

日本全国のフリーランスや在宅ワーカーが多数登録しており、プロフィールや実績もすべて公開されています。これにより、信頼性の高い専門家を選ぶことができ、安心して依頼をすることができます。

建築士検索サイトを比較

サイト名 登録建築士数 探し方
東京建築士事務所協会 非公開

事例から利用者が自力で探す

houzz 1,492 事例写真、ランキング、口コミなどから利用者が自力で探す。
the house 50 サイトのサービスで探す
e建築士net 非公開 事例から利用者が自力で探す
PlaNavi 非公開 スタッフからのヒアリングを受けて複数の建築家候補を提示
建築家O-uccino 非公開 事例から利用者が自力で探す
SUMIKA 1,775 要望を投稿し建築家を公募する
auiewo 非公開 事例から利用者が自力で探す
STUDIO UNBUILT 10,264 事例から利用者が自力で探す

建築士の探し方

ここでは建築士の探し方について解説していきます。

1.建築家紹介・登録サイトで探す

建築家選びの分野において、最近では好みの建築事例を通して複数の建築家を比較できるポータルサイトが増加しています。エリア別に建築家を探し、写真や予算から選択肢を絞り込み、サイト内で直接建築家と連絡を取ることが可能な場合もあります。

サイトごとに登録の有無や料金、成約時の手数料やグレード感には違いがありますので、自分に最適な建築家を見つけるために各サイトを比較し、登録や紹介サイトを選びましょう。

2.検索で建築家のホームページを探す

Google検索などを使って建築家のウェブサイトを探すのも有効です。検索する際に、より適切なキーワードを使用すれば、理想の建築家を見つける手助けになります。建築家は、主に住宅の設計を専門とし、実際の建設作業は工務店に委託されることが一般的です。

通常、設計事務所のある地域の工務店に発注することが多いため、未知の場所で住宅を設計する際には、その地域に本社を持つ新しい工務店に発注することも考えられます。新規の工務店に発注する場合、その工務店が得意としない工法や設備などを組み込んでしまい、費用が増加する可能性もあります。

工務店と協力して住宅を建設するためには、建築家や設計事務所を検索する際に、建設予定地域の名称を含めることをおすすめします。

3.イベントで探す

複数の建築家が参加するイベントに出席することで、一つの場で複数の建築家に住宅の相談ができます。実際に直接会話をすることで、建築家選びの際の参考になります。

主催者が主に仲介業者であることから、参加している建築家に依頼するには会員登録が必要な場合があります。

事前に確認しておきましょう。

4.紹介で探す

知人や親しい方から建築家に家の設計を頼んだ経験がある場合、その人に建築家を紹介してもらうのは有効な方法です。

実際に完成した住宅を見学したり、家づくりの体験談を聞くことで、同じ建築家に直接依頼しなくても、建築家を選ぶ際の参考になります。

建築士を探すうえで重要な3つのポイント

ここからは建築士を探すうえで重要なポイントについて解説していきます。

1.掲載されている建築家が必ず信頼できるとは限らない

建築家が建築家紹介サイトに登録されるプロセスは、サイトによって異なります。運営者が審査を行う場合、信頼性が確保されますが、誰でも登録可能なサイトも存在します。

審査がない場合でも、有料登録であれば、一定の基準があるため、ある程度の信頼性が期待できます。

2.サイトの規模感や登録の有無などに違いがある

各建築家紹介サイトは異なる目的を持っており、例えば単に建築家を紹介するだけでなく、建築家と住宅を建てたい人をマッチングしたり、複数の建築家による提案コンペを行ったりします。

そのため、掲載されている事例などの質や、利用者情報登録の有無などに違いがあります。したがって、自身の目的や必要なサービス、提供される情報を理解した上で、各サイトを活用することが重要です。

3.サイトの収益がどのように発生しているかを理解する

建築家のプロフィールを掲載するサイトの多くは、建築家の情報提供により運営資金を得ています。料金には、建築家が負担する部分と利用者が払う部分があります。登録料や掲載料だけでなく、建築家が利用者に連絡する際に料金がかかるサイトや、住宅建設契約時に手数料が発生するサイトも存在します。

住宅建設契約の際には、通常設計や管理費用の約10%が手数料として取られますが、ほとんどの場合、建築家がこれを負担する形になっています。具体的な費用が生じないケースでも、工事は提携している工務店でしか行えず、契約を急かされたり、選択肢に制限を受けることもあります。

建築家が負担するサービスの仕組みを理解した上で、適切に活用していきましょう。

まとめ

建築家を探すためのサイトは、複数の建築家を比較し検討できる便利なツールです。

各サイトにはそれぞれ特徴がありますが、基本的な目的は建築家を見つけることです。建築家を探す際には、サイトごとの差異や留意点を理解し、適切な建築家を見つけましょう。