不動産投資家のアパート・マンション用地の探し方はいくつかの方法があります。

土地を探すときに共通するのは情報です。情報収集の方法は主に不動産ポータルサイトが使われています。

主な不動産投資関係のポータルサイトをまとめ、特徴や機能などを比較、さらに新築用のアパート・マンション用地の探し方を解説します。

不動産ポータルサイト

不動産ポータルサイトとは、複数の不動産会社が物件情報を掲載しているウェブサイトです。ユーザーはひとつのサイトで多くの物件をまとめて閲覧でき、希望に合致する物件を見つけやすくなるというメリットがあります。

不動産全般にわたる情報が掲載されていますので、売買のほか賃貸も含まれています。

主な不動産ポータルサイトとして以下3つを解説します。

SUUMO

SUUMOは、リクルートが提供する日本最大級の不動産ポータルサイトで、キャッチコピーにも謳っているとおり、掲載している「物件数No.1」です。

物件情報は、物件写真、間取り図、周辺環境情報、設備情報など、物件に関する詳細な情報を確認できます。物件情報に写真が多く、デザイナーズ物件やペット可物件も豊富です。

物件の条件絞り込み検索では、希望のエリア、駅、築年数、価格、間取りなど、様々な条件で物件を絞り込むことができます。

土地情報では、エリアやマップのほか、価格相場や路線価から検索できるという特徴があります。最新の住宅ローン情報として金利や返済シミュレーションなどを確認できます。

その他、発行するSUUMOマガジンでは住宅情報やライフスタイルに関する記事が多彩で、各都市に配置されているSUUMOカウンターでは専門スタッフによる住まい探しサポートを行っています。

at home

at homeは、アットホーム株式会社が運営する大手不動産ポータルサイトで、加盟・利用不動産会社数の掲載がナンバーワンと言われています。

掲載不動産会社が多いのは業者間での取引も多く行われているためで、特に賃貸での掲載が多いのが特徴です。

物件の条件絞り込み検索では希望のエリア、駅、築年数、価格、間取りなど、様々な条件で物件を絞り込むことができ、物件写真、間取り図、周辺環境情報、設備情報など、物件に関する詳細な情報を確認できます。一部の物件では、VR内覧機能を利用して、実際に現地に行かなくても物件の内覧をすることができます。

土地情報では、エリアでの検索がメインとなっています。

その他at home Webマガジンでは地域情報や暮らしに関する記事を読むことができます。at home引越しサービスでは全国約200社の引越し業者から見積もり依頼が可能です。

homes

LIFULL株式会社による日本最大規模の不動産ポータルサイトです。物件掲載数や不動産会社掲載数はSUUMOやa thomeより少ないものの、利用者数ではNo.1、2を争うとも言われています。

シンプルで使いやすいインターフェースと、豊富な物件情報、VR内覧やオンライン契約などの先進機能が特徴です。
物件の条件絞り込み検索などの使いやすさに定評があり、地図表示では周辺施設や洪水リスクの表示機能があります。

国内各都市や駅別での相場や住みやすさなどをまとめており、住む人の情報提供に力を入れています。

大手不動産会社

大手不動産会社はそれぞれに不動産を扱う情報サイトを展開しています。大手不動産会社が運営する不動産情報サイトは、豊富で広域な物件情報、安心のサービス、地域密着の営業などが特徴です。

代表的な4社の不動産情報サイトを紹介します。

東急リバブル

東急グループの不動産会社である東急リバブルは、東急沿線を中心に、新築・中古マンション、一戸建て、土地など、幅広い物件情報を扱っています。

また、東急グループのホテルや商業施設の情報も掲載しており、住まい探しだけでなく、ライフスタイル全体に合わせた提案も可能です。

投資用不動産を専門に検索できる機能もあり、購入から入居サポートまで同社で出来るワンストップサービスを展開しています。

住友不動産

住友不動産は、「すみふの仲介ステップ」という名称で不動産売買仲介サイトを運営しています。

「住友不動産販売株式会社」が運営するサイトで、住友不動産グループの総合力を活かした豊富な物件情報、安心のサービス、地域密着の営業などが特徴です。

室内をパノラマ動画で確認できる物件特集などこだわりの物件特集を取り扱っています。

会員登録すると不動産市況のニュースや動向分析などを受け取ることができます。

野村不動産

野村不動産は、「ノムコム」という名称で不動産売買仲介サイトを運営しています。

株式会社野村不動産ソリューションズが運営するサイトで、豊富な物件情報、仲介手数料不要の買取サービス、リフォーム事業など、野村不動産グループの総合力を活かしたサービスが特徴です。

室内や眺望などをパノラマ動画で実際の物件を見渡す感覚でバーチャル見学できるデジタルオープンハウスが人気です。

野村不動産が直接買い取る仲介手数料不要の買取査定を依頼することができることもあります。

三井不動産

三井不動産は、「三井のリハウス」という名称で不動産売買仲介サイトを運営しています。

株式会社三井不動産リアルティが運営するサイトで、全国289店舗のネットワークを誇り、豊富な物件情報、安心のサービス、地域密着の営業などが特徴です。

特に首都圏・関西エリア・中部エリアに強く、店舗や物件が集中しています。

不動産投資系ポータル

不動産投資系ポータルサイトは、不動産投資家向けの物件情報や情報コンテンツをまとめて提供するウェブサイトです。

投資家にとっては、効率的な情報収集や物件探しに役立つツールとして活用されています。全国各地の収益物件情報を網羅しており、アパート、マンション、一棟貸し、土地など、様々な種類の物件を取り扱っています。

主な不動産投資系ポータルサイト3つを紹介します。

楽待

楽待(らくまち)は、株式会社ファーストロジックが開発・運営する、国内最大クラスの不動産投資ポータルサイトです。

アパート、マンション、一棟貸し、土地など、様々な種類の物件を取り扱っており、希望に合致する物件を見つけやすいのが特徴です。

物件数、使いやすさ、利用者数でナンバーワンを謳っており、2024年7月時点での物件数は9万件を超えています。
物件価格、家賃、諸費用などを入力して、投資収益をシミュレーションすることができます。

会員登録することで、希望する物件条件(ニーズ)に合致した提案が受けられます。

健美家

健美家(けんびや)は、株式会社健美家が運営する、不動産投資家向けのポータルサイトです。

掲載物件数は7万を超え、利用者も多いですが、オープンになっている物件が多く、独自物件は少なめです。

不動産投資関係のコラムやセミナー情報が充実しており、著名投資家によるコラムや投資家目線の実践的なノウハウ、最新の市場動向に関する情報などを得ることができます。

不動産投資連合隊

不動産投資連合隊は、株式会社ラルズネットが運営する、全国の収益物件に特化した不動産投資ポータルサイトです。

アパート、マンション、一棟貸し、土地など、様々な種類の物件を取り扱っていますが、検索サイトは広告表示が多く少々見づらいところが難点です。

楽待、健美家などと比べ物件数は少ないものの、ここのサイトにしか掲載されていない独自物件が含まれています。

有料の横断検索

ForOwnerは、CFコンサルティング株式会社が開発・運営する、新築不動産投資に特化した土地情報収集プラットフォームです。2024年2月にサービスを開始し、不動産投資家を中心に多くの人が利用しています。

主要な不動産ポータルサイトに掲載されている土地情報を一括で検索することができるため、個別に各サイトを検索する手間を省け、効率的に情報収集を行うことができます。

さらに容積率、接道条件、建蔽率、用途地域など、特にアパート・マンション用地を求める投資家にとって重要な条件で検索することができます。

希望に合致する土地を見つけやすく、投資判断を迅速に行うことができます。無料会員からはじめられますが、極めて効率的でスピード感のある検索サイトのため、月間検索数などにより有料での利用も可能です。

ツール・サイトの機能比較

ここまで解説してきた不動産ポータルサイトのうち7つを比較し表にまとめました。

サイト名

SUUMO

at home

HOMES

楽待

健美家

不動産投資連合隊

ForOwner

運営会社

株式会社リクルート

株式会社アットホーム

 

株式会社LIFULL

株式会社ファーストロジック

株式会社健美家

株式会社ラルズネット

CFコンサルティング株式会社

特徴

物件数No.1
画像多数

掲載店舗数No.1
賃貸不動産会社に強い

利用者数多い
シンプルで使いやすい

物件数、使いやすさに定評

物件数、利用者多い。会員向けの限定物件あり

物件数は少なめだが地方の物件情報に精通

主要不動産ポータルサイトに掲載の土地情報を一括横断検索

費用

基本利用料無料

基本利用料無料

基本利用料無料

基本利用料無料

「楽待プレミアム」3,300円/月

基本利用料無料基本利用料無料

基本利用料無料

会員月額1万・2万

機能

多彩な条件絞り込み検索機能
価格相場や路線価から検索可能

土地情報ではエリア検索メイン

通常の条件絞り込み検索に加え、
周辺施設や洪水情報など独自の表示機能も備える

物件価格、家賃、諸費用などを入力して、投資収益をシミュレーション

利回り検索や複数指定検索

値下げした収益物件や利回り15%以上のこだわり検索あり

満室物件や売主直売物件に絞って検索可能・機能は多いが使いやすさに難点

容積率、接道条件、建ぺい率、用途地域など独自の検索条件

その他

SUUMOマガジン:
住宅情報やライフスタイルに関する記事
SUUMOカウンター:
専門スタッフによる住まい探しサポート

at home Webマガジン:
地域情報や暮らしに関する記事
at home引越し:
全国約200社の引越し業者から見積もり依頼可能

LIFULLIST 
各都市の情報や不動産業界の最新ニュース

ニーズに合致したマッチング提案

専門コラム・セミナー情報、投資ノウハウなど充実

物件数は少なめだが独自物件が多い

効率的で迅速な用地探しが可能

探し方マニュアル

不動産投資において、収益物件となるアパート・マンション用地の選定は、投資の成功を左右する重要な要素です。

いくつかの不動産ポータルサイトをみてきましたが、収益物件での特化という点では不動産投資系ポータルか横断検索できるForOwnerが向いているように考えられます。

ここでは、現状の課題を整理し、効率的かつスピード感ある用地探しを行うためのポイントを解説します。

【ポイント1】機能面

用地探しの絞り込みでポイントになるのが検索条件です。不動産ポータルサイトでは、投資系ポータルサイトも含めて検索条件が似通っています。

ところが不動産投資の目線では通常の物件選定とは違う優先順位があります。特にアパート・マンション用地の選定には、建てて運用していくためのポイントがあり、既存の不動産ポータルサイトに反映されているとはいえません。

【ポイント2】効率面

不動産ポータルサイトは主なものでも複数あり、個別に検索しなければならないため物件チェックに時間を要します。

また各種不動産ポータルサイトに掲載されている物件は共通しているものも多く、同じ物件を重複してチェックすることもあります。検索条件や表示形式もそれぞれなので、ストレスが大きいと言えます。

効率よく土地を探すには

不動産投資の目的は、投資した物件で収益を上げることです。つまり、収益物件であるアパート・マンション用地探しにとってのポイントとは、その土地にどれだけの収益力があるか、ということに他なりません。

収益力を計るには、その土地の場所や立地のほかに、どれだけのボリュームの建物が建てられるのかも重要なポイントです。

駅距離・土地面積・坪単価・用途地域といった基本的なファクターのほか、たとえば建蔽率(けんぺいりつ、敷地面積に対する建築面積の割合)と容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)が大きいほど建物のボリュームは確保できます。

また、接道条件も建築に大きく影響します。前面道路の幅と前面道路の接道幅の情報は、セットバックや建物への影響に直結します。

これらの不動産投資目線でのポイントですばやく検索できれば、土地情報の検索の手間はかなり減らすことができます。

また、不動産は工業製品などと違い、ひとつとして同じものがありません。案件判断はスピード勝負といえます。複数の不動産ポータルサイトに時間を取られているうちに優良物件を逃すリスクを考えると、一括で横断検索可能なサイトの利用は有効と言えるでしょう。